<   2008年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧
そのカフェから見えるもの。
美しくデザインされたそのカフェの、
向かい側に見えるお宅がやけに好きで。
そこに住んでいる、小粋な老夫婦が好きで。
ある日、2人は車でお出かけの様子。
旦那様は羽ぼうきで車を磨き、
奥様は大きなサングラス越しに道路をしばし睨むと
車庫脇のスウィッチで電動シャッターを閉めて
軽く小走りで助手席に駆け込んだ。

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by cafe_caraway | 2008-08-22 08:00 | coffeehour
手に入れたいもの
ここ5年とか、10年とかかけて私が
夢中になってきたものについて、ふと振り返ってみる。
洋服、カフェ、家具、古本、食器、コーヒー、旅、アンティーク、古道具、手作りのうつわ・・。
なぜそんなにも夢中になったかと言えば、
それは手に入りにくかったからなのだろう。
自らイメージし、探し求めて、辿り着く喜び。
今、なんだか力が沸いてこない気がしているのは
それらがもう、どこにあるか分かってしまった気がするからではないか。
時間とお金さえあれば、手に入れられることが分かった気がして。
だから今、面白いと思えることは身体を使うことのような
あえて挑戦しないと体験できないことなのだろう。
しかしそんな喜びも、浮かんではすぐに消えていく・・。

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今、私にとって一番手に入りにくく、欲しいものと言えば
人との出会い、そして日常的に同じ目標を持つ人々と関わりあえる場所。
そう、こればかりは時間とお金があっても手に入るとは限らない。
壁にぶつかろうとも、痛い目に遭おうとも、
何度でも向かっていくしかない。
ただ1人じっとしていても、手に入らない。
どこにそれが待っているかも分からない。

今、そのためのエネルギーを充電しているところ。
手が、足が、さっと動き出すように、
次の一歩、どこへ向かいたいのかをイメージしているところ。
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by cafe_caraway | 2008-08-21 14:48 | つれづれ
水出しコーヒーに沈んでいるもの
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氷ではなくて、黒糖です。
奄美の「やわざた」、普通のものより柔らかいのです。
そっと溶けてゆくのを、楽しむ。



曇りの日の光は、やさしい。
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by cafe_caraway | 2008-08-21 09:47 | coffeehour
富士山頂から見えたもの
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去年のお花見の時、ふと友人達にもらした一言。
「富士山に、登ってみたいなぁ。」
この小さな一言から全ては始まりました。
足慣らしのために向かった高尾山で登山の楽しみを知り、
1年かけて休みごとに山に登って身体を鍛え、
アウトドアショップに通っては少しずつ道具を揃え・・。
ついにこの夏、富士山に登ってきました!
上の写真は7合目の下あたり。この頃までは道もそれほど険しくなく
美しい景色に夢中でカメラのシャッターを切っていましたが、
この上の山小屋で仮眠を取った後、出発してからが別世界でした。

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                    山小屋から見た美しい雲

真っ暗な中、ヘッドライトを点けて登山を開始。
上り坂、というよりは岩によじ登るようにして山頂を目指します。
登っても登っても終わらない、岩の道。
途中現れる山小屋が道しるべとなっているのですが、いくつ目の山小屋に辿り着いても
表示はずっと「8合目」。やっと表示が変わったと思えば「8合5勺」。
永遠に続くかのような山道を、ひたすらに登っていきました。
途中1人のメンバーが高山病にかかってリタイヤ。山小屋で待機して貰うことになってしまい、とても残念でした。
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やっと辿り着いた山頂付近は人でいっぱいで、このままでは日が昇ってしまう・・ということで
あとわずかの道のりを残して東向きの斜面に陣取り、ご来光を待ちました。
眼下に広がる雲海。これだけでも、圧倒されるほどの美しさです。
それにしても、山頂の寒さ・・!火山岩の砂地に座っていると、しみじみ冷えてきます。
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                   ご来光が現れるまで、あと少し・・!

なかなか姿を現さない太陽に、「もしかして今日は見えないのかな?」と諦めかけた頃、
やっとその輝きは姿を見せました。
そこからは、めくるめくスペクタクル。もっといいカメラを持ってくれば・・とも思いましたが
映像には収めきれない世界とでもいうべきものが、そこには広がっているように感じました。
携帯のカメラで撮ったこの写真で、その片鱗だけでもお伝えできるでしょうか・・。
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どれくらい時が経ったか分からない、夢のような体験の後には厳しい現実が待っています。
山頂までの激しい人混みにもまれつつ、最後の力を振り絞って登ります。
最後の鳥居が見え、山頂で振られる旗を見た時には心の底から喜びが湧き上がりました。
(その旗は、外国の登山客が喜びに溢れて振っていたものでした)
下りの時間を考えると山頂で一息つく間もなく下山を開始。
踏みしめるとずぶずぶと崩れ、時に足を取られる砂と石が混ざった急な下り坂。
睡眠不足と疲れが貯まった身体にはとても堪えるジグザグの下山道。
しかもそれが延々と果ても見えずにはるか下まで続いているのです。
何度音を上げそうになったことか。膝に手をついたことか。座り込んだことか・・。
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時折霧が晴れる度に現れる壮大な景色に励まされつつ、ただ足を動かすだけ。
足を痛めたメンバーをかばいつつ、足並みを合わせてゆっくりと降りていきました。
途中、山小屋で休んでいたメンバーと合流して、再び下山。
あと少し、あといくつ坂を下りれば・・!振り返れば5時間程の道のりでした。
やっと辿り着いた6合目。ゴールの5合目まではあと少し。
そう思ってからがまた長かった。これまた歩きにくい道が続くのです。
登りでは気にならなかった不規則な石畳は、下るには滑りやすくて危険なもの。
この区間だけお金を払えば馬に乗ることが出来るので、
ここまで必死で降りてきた足の痛いメンバーを乗せてひと安心。
(でも、すごく高いです!まさに足元を見られています。)
帰りのバスの時間に合わせて私も急ごうとしたのですが、足が言うことを聞かず・・
余力の残ったメンバーは先に行ってしまったので、もう1人のメンバーと共に
最後の15分のところに停まっていた馬車に乗ることにしてしまいました。
こちらはぐぐっと安価。これは楽です。助かった・・という感じ。

帰りのバスではぐっすり眠りました。途中、立ち寄り湯に入ってさっぱりすると
みな先程までの疲れた様子とはうって変わって元気になっていました。
大きなことを成し遂げた、なんとか戻ってこれたという解放感と安心感。
「次に登るなら・・」なんて、気の早い言葉も出るほどでした。
再びバスで熟睡して、目が覚めれば高層ビルの立ち並ぶ新宿駅。
ぼんやり寝ぼけたまま、解散。帰路に着きました。

本当に大変だった、富士登山。改めて、大きな山なんだ・・と実感しました。
しかし、あの高さから、澄み切った薄い空気越しに見る世界、
真っ黒な夜の闇を照らす銀色の満月、白い雲、雷、流れ星。
そして山頂から見た美しい日の出・・。
実際に行ってみなければ知ることのなかったものばかり。
もしかしたら一番良い時だけを撮影したTVの映像の方が美しいかもしれない。
私達より効率良く登頂し、もっと美しいものを見た人もいるかもしれない。
それでも自分自身が体験することは、たったひとつで、何にも換え難いものですよね。
当たり前のことだけれど、私にとってはそれを経験出来たことが一番良かったことで、
挑戦して良かったと今、幸せな気持ちでいます。
だからって他の人にも勧めるか?というと・・もしあなたが体力に自信があるなら、
あるいは少々辛い思いをしても、日常の生活とは全く違う経験をしたいなら!
そんな冒険心と好奇心に溢れる方にだけ、お勧めしたいと思います。
あー、すごかった!あとは早く私の筋肉痛が治りますように・・。
一緒に登ってくれた皆さん、お疲れ様でした!
ねぎらいのメッセージを下さった皆さん、ありがとうございました!



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by cafe_caraway | 2008-08-19 09:57 | つれづれ
Bodanova ホガナス ケラミックのマグ
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このマグに最初に出会ったのはもう5年以上前のこと。
コーヒーに合う、小ぶりで飲みやすいものを探していた時でした。
ストーンウェアの質感、程好い重さ、どれを取っても
好みにぴったり合うものでした。
たまたま地元でセールになっていて、今では信じられない値段で
売られていたのですが、なぜかその時は
「まず1つ買って、気に入ったら買い足そう・・」と思って
このスプルースという色を1つだけ買ったのでした。
その後やはり気に入ってその店に行ってみると、
残っているのは欲しいと思うサイズや色でなく・・
結局、後日別のお店で購入したのがエーデルワイス(白)でした。

そして昨日。
ふとした気の緩みか、あっと思った時には
このマグはカウンターから転がり落ちていました。
切ない音。真っ二つにきれいに割れました。
うまく繋げばまだ使える?なんて考えもしましたが
ここは潔く、と処分することにしました。
あぁ、なんてぼんやりしていたのだろう。
食器を割ることは案外無い私なのですが、
お気に入りのものに限って・・ですよね。

しかし、もう心は先を見ていて
「買い直すなら、何色にしよう?」という気持ちです。
同じ色もいいけれど、それもなんだか寂しいので変えてみようかと。
ブラックも素敵なのですが、コーヒーの色が分からない。
なので・・今あるエーデルワイスを買い足して2個お揃いにしようかな。
やはりコーヒーに一番合うのは白ですもんね。
しかし今、ふと食器棚を見てみたら・・見事に白地のカップソーサーばかり。
もう一度店頭で迷ってみようかと思います。
きっとまた、白にしてしまうんだと思うのですけど。





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by cafe_caraway | 2008-08-13 10:23 | つれづれ
本棚への憧れ
小さな頃から私は本が好きでした。
シンデレラや赤頭巾の絵本よりも、図鑑や理科の本が好きだった幼稚園時代。
小学生からの古本屋通いは父親仕込み。
「これだけは読みなさい」と母に読まされた古典。
図書室のポプラ社文庫、怪盗ルパンに少年探偵団。
中学では全作制覇に燃えた星新一。挫折したドリトル先生。
夢中になったミヒャエル・エンデ。
皆で回し読みした氷点、アルジャーノンに花束を。
シドニィ・シェルダン、ゲームの達人。
友人に勧められた人間失格、コインロッカー・ベイビーズ、
よりかかるようにして読みふけった銀色夏生。
ひとつひとつ、その時代に読んでいた本を思い出すだけで
自分の青春時代を振り返ることが出来ます。
子供から大人への成長期の読書はまだ見ぬ世界への扉で、
大人になった今よりもっと切実で、誰よりも親しい友人でした。

しかし、あいにく私にはきちんとした本棚を持った経験がありません。
学習机に付いていた本立てを外してしまってからは
ベッドの下の引き出しに本とマンガを詰め込んでいました。
学生時代に粗末な合板の棚を買ってもらいましたが気に入らず、
就職してやっと買ったのは、なぜかスペインの作家の鉄の飾り棚。
そもそも文庫本の似合わないデザインなのに、入るだけ本を押し込んだ結果
その重みで瀟洒な棚は歪んでしまいました。
この棚に出会った時、「これは私の嫁入り道具」と思った通り、
今も我が家に佇んでいます。

本当の憧れは重厚な無垢の木で、ガラス戸の付いた本棚。
今の家に来る時にも「本棚だけは欲しい」と訴えたのに、
スペースの都合で結局断念してしまいました。
壁に古材で作り付けの棚を作る夢もあったけれど、
そんな重みに耐えられるものを自分で作る自信もなく・・。
今は夫の本棚を半分間借りしているのと、雑誌用のラックがあるだけ。
相変わらずスペース一杯に詰め込んでは、入らない分を泣く泣く処分しています。
しかしそろそろ、どうにも入らなくなってきていて・・。
片付けようと思い立ち、床に座り込んで本を引っ張り出しては
しばし眺めてまたしまい直すだけ。
それだけどれも愛着のあるものばかりとも言えるのですが。

いつか理想の本棚を手に入れて、そこに収まる本だけを所有し管理するのだ。
そんな夢もありますが・・私の蔵書は見えるように並べるのに値しないものもあるし、
きっといつも「あと少しだけ棚が足りない」とぼやくような気もするのですけどね。
本の中では何より文庫本が大好きなので、これまた既成の美しい本棚には合わず。
でもいつか、壁にぴたりと収まる文庫本のための空間を作りたい。

あぁ、我が家にウォークインクロゼットならぬ、
ウォークインブックシェルフがあったなら・・!





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by cafe_caraway | 2008-08-12 14:41 | つれづれ
あたたかくて、おおきいもの
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近頃、あ、これだ、と思うことがある。
あたたかい波のようなもの。
それはどこか年配の女性の体温のような。
おおらかで、それでいて切実な。
頼もしくて、それを感じているだけで涙が出てくるような。
そういう感じが、街の中で、小さな裏道で、
ふと流れてくるのが肌の上に感じられる。
じわじわと打ち寄せてくる、あたたかいリズム。

自分、というものにこだわり過ぎている。
もっとおおきなものに委ねてもいいんだ。
そう思っても、なかなか握り締めた手を開けない。
誰も彼もがこわくて、何もかもが不安で。
なにを頼りにしたらいいのか分からないと思ったその時に
あたたかくて、おおきなものが訪れる。
そのふわふわとした感触に寄りかかってみる。
心の中の凍りついたものを、そっと押し当てて溶かしてみる。
その波の向こうから、豊かに噴き出してくるものがある。
わたしはその恵みを、全身で感じ取ろうとする。

暑い暑い夏が含み持っているもの。
夢ともうつつともつかぬ、明るい夕暮れのできごと。
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by cafe_caraway | 2008-08-11 15:14 | つれづれ
今年の海、終了。
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ここ数年、国内の島へ旅することが多いのですが
今年の夏は初めて沖縄の離島へ行って来ました。
宮古島からは橋で南の来間島、北の池間島へ渡れるので
今回の旅では3島訪れることが出来ました。

池間島から船で行く、八重干瀬(やびじ)と呼ばれる
サンゴ礁がすごかったです。
珊瑚の上に、また珊瑚が育って森のよう。
深い深い海の底から、ナウシカの腐海のように?
雲が湧き上がるように育っている珊瑚たち。
海辺では、人に踏まれたりして死んでいる珊瑚が見られて
心を痛めていましたが、巨大なサンゴ礁を目の当たりにして
また環境が変われば再びこんな風に繁茂するだろうと思えました。
“Nature is strong.” ある自然保護活動家の言葉です。
自然は強い、だから人間がすべきことは自然を守ることではなく
ありのままにしておくことだ、ということです。
人間は、それほど強くないですからね。

今回デジカメでは写真を撮らなかったので
帰り際に撮った飛行機の写真だけアップします。
フィルムカメラの方も持参したのですが、レンズ付きカメラなので
(いつから「使い捨て」と言わなくなったのやら・・これまたエコ事情)
今週末の旅で撮りきってプリントしたら、またアップしますね。
夏旅後編は、山に登る予定です。今年の夏は、盛りだくさんです。





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by cafe_caraway | 2008-08-11 14:37 | つれづれ



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